昨日の夜は

軽く飲んで帰って、1時くらいに寝ようとしたのだが、部屋に一匹蚊がいて、そのせいで4時くらいまで眠れなかった。
刺されるのは嫌だから、全身すっぽり布団をかぶって、自らを外界から遮断しようと試みるも、
息苦しさに耐えかねて、いつの間にか顔だけは布団の外に出してしまうと、
その顔を、いかなる手段によってか、すぐに発見した蚊が、フ〜ンと誇らしげに羽音を響かせて、攻撃してくるので、
致し方なく、また布団を全身すっぽりかぶって、自らを外界から遮断しようと試みるも、(以下REPEAT

REPEATすること約一刻。ぶちキレた僕は、あ〜って跳び起きた。
サシ子(件の蚊のニックネーム)をブッコ(ぶっ殺すこと)して、その断末魔の叫びを子守歌にして、安らかな睡眠を貪ってやろうと試みるも、
捜索活動15分に及ぶも、サシ子を発見することはできず、致し方なく、ひょっとしたら僕の怒りに恐れおののいたサシ子は既に部屋から去ったのではないかとの淡い期待を胸に、再び眠りに就こうと試みるも、すぐにフ〜ンと羽音を響かせて、攻撃してくるので、
あ〜ってなって跳び起きて、サシ子をブッコして、その断末魔の叫びを子守歌にして、安らかな睡眠を貪ってやろうと試みるも(以下REPEAT

きりがないので、とても知的な僕は、キッチンの方の灯りを付けたままにして、僅かに戸を開けておき、サシ子の愚かな本能が否が応にも自らをそちらに引きつけるのを待ち、しかる後しかるべき瞬間に、戸を締め切ってしまえば如何なものであろうか、と思い付き候えば、それを実行に移し、安らかな眠りをゲットした。

しかしこの時期に蚊っているのだろうか?

いるのかもしれない。いると信じたい。それが蚊でないとして、我が家で生まれ育った何らかの虫だとすると、僕はとても嫌だからだ。つまり僕には心当たりがあるのだ。
僕は最近、冷蔵庫を開けない。家では寝るだけで、飲み食いするとしても、そのとき必要なものを買って来てその場で全部消費してしまうので、冷蔵庫を開ける必要がない。開けたくないのだ。
冷蔵庫には悪魔が潜んでいる。腐った野菜である。
夏前からそこに生息している。何の野菜だったか覚えちゃいない。何で野菜があるのかも分からない。誰かが買って来たのだろう。
冷蔵庫という名のブラックボックス。謎に満ちたその箱から人知を超えた虫々が日々生まれているのではないだろうか。
僕の生活に冷蔵庫は必要ない。これから冬だし。開けずに棄ててしまおう!!ブラックボックスの中身はは永久に闇のまま。