大船に向かう。8月だけで10回以上来ている。あー、湘南新宿ラインで1時間。暇。暇。暇。

噴水といえばあそこ。(DOUBLE MEANINGじゃないよ。)
交番といえばハチ公口。
音楽館といえばハンズ前。
花といえば桜。
セックスアピールといえば土居。


ナース服といえばピンク。
ピンクといえば■ーター。


カーターといえば大統領。(何か文句ありますか?)

■大船から湘南モノレールで一駅の富士見町で降りる。美しい町だと思う。都会と田舎、海と山、若者と老人、現在と過去のバランスがこんなに良い町はなかなかない。鎌倉から湘南に抜ける、交通量は多いがこの辺りで車を停める人は少ないであろう、片側1車線の道沿いにポツポツ平屋建ての店がある。お弁当屋とか、個人経営の電気屋とか。店々は大体が古くてボロいけど、その道路の交通量が多いのと、綺麗なモノレールが道路の真上を走っているためなのか、町全体がみすぼらしい感じはしない。海は見えないけど、海が近いのは感じる。サーファー風のお洒落な若者も通りかかるし。その道路を少し離れると静か過ぎる住宅街になる。
古い建物と新しい建物のバランスもいい。鎌倉市は高層建築は禁止されているから、古い建物もそれなりの威厳を保っている。
そしてなんといってもこの町の1番良いのは小さな山が点在してる所だ。5〜10分で一周出来そうな、標高差10m位の小さな丘に、大きな木々がこんもり茂っている感じのもの。丘とか林とか呼んだ方が正しいかもしれない。モノレールの車内から見ると、低い家が海、その海の中に丸くて小さい山が島のように点在しているように感じる。
富士見町の駅に着いたのが17時。バイトは18時から。バイト先まで15分。
だから散策してみようと思う。今日までは暑すぎてそんな気持ちも起きなかった。東京は相変わらず今日も蒸し暑かったけど、この辺りは爽やかだ。秋の虫の声も聴こえる。
散策とは言っても目的地がある。点在する山の中で、1つだけ形がこんもり丸くなっていないものがある。その山の中に1本だけ極端に大きな木があるからだ。耳が1つだけのミッキーの顔のシルエットを想像してほしい。美しいお椀型のオッパソと極端に大きなティクビでもいい。
その山に登って、その巨木の下まで行くのだ。人があまり寄り付かない場所にある天然の巨木には神秘的な魅力があると思う。そんな巨木の下では誰でも荘厳な気持ちになれる。今からそこに行って、地上に大きく張り出しているに違いないその根っこに座って、涼しく湿った空気を感じながら巨木に語りかけるのだ。「ねえ、ティクビさん。何でそんなに大きいの?」と。