今日の電車〜怒りの西武新宿線〜

僕は座席の端に座っていた。アルコールでぼんやりした頭を端の柱にもたれさせていた。そしてたゆたう意識の中でG射について想いを馳せていた。嗚呼、G射。黄昏のG射。ASAYAKEのG射。
東村山で女の子が乗車してきた。女の子は僕のもたれている柱の脇に佇んだ。そして駆け込んでくる乗客を避けるため、彼女は後ずさりした。彼女のお尻が僕の頭に押し付けられた。僕はびっくりした。快というより不快だった。
だって、こんな僕にだってお尻を選ぶ権利はあるはずだ!!僕だってお尻であれば何でもいいわけではない。顔も見てない、得体の知れない女のお尻を突然押し付けられるのはごめんだ。質感や量感やリズム感にだってうるさい方だし。
彼女にしたって得体の知れない男にお尻を押し付けたくはなかったであろう。それは分かる。しかし僕は新宿から身動き一つしてやしない。僕は唯ひたすらにG射のイデアについて思惟していたのだ。お尻は彼女の方から押し付けたのだ。僕は悪くない。
彼女は僕の方をチラッと見て、すごく嫌な顔をして、向かいの扉の方へ移動した。そちらの方が混んでいるのに。
ふ、ふふ、ふざけんな!!!オ俺、オレ俺も、モレだだっ、てあwせdrftgyふじこlp;@(FROM携帯)
お前のお尻はそんなに偉いのか?加納メタルのお尻はセクハラで、お前のお尻は世界遺産か?お前にお尻を押し付けられた可哀想な男は全員変態か?それともお前のお尻の接近を感知したら、予めお前のお尻のスペースを空けておかねばならないのか?お前のお尻は大名行列か?斬り捨て御免か?そのとき頭を動かすのに使用するカロリー分の飯をお前が食べさせてくれるのか?それともなにか?G射してもいいのか?