銀座線

隣のおばちゃんが化粧してる。化粧するのはいいんだけど、狭いスペースに無理やりデカい体をねじ込んできて凄い勢いで化粧するもんだから、肘が俺の腕にガンガンあたる。あと、おばちゃんさあ、俺のジャケットの裾踏みすぎだから。あと、おばちゃんさあ、二の腕弛み過ぎだから。弛み過ぎていつか鍾乳洞の天井みたいになっちゃうんじゃないの?
ムカついてきたから、アイラインひいてる時に思いっきりジャケットの裾を引き抜いてやった。あっはっは。失敗してやんの。ひぃゃーっはっはっはー。それで銀座にでも繰り出すがいい。