以下は真面目な人は読まないで下さい。
ホワイトバンド話は興味深い。僕はつけないが、それは指輪以外のアクセサリー類をつけるのが好きじゃないからである。
よく知らないが、あれが非難されるのは、募金活動としてはあまり効果的でないことと、あれが募金ではなくて「意思」を示すためのものだとしても、実際は意思が薄弱なのに、単なるファッションとして着用している人が多いことに帰着するんじゃないのか。
何だかんだ言っても、例えばあれのおかげで具体的に何万人が飢え死にから救われたとか、あれをつけたい人は必ず一年間アフリカの難民キャンプでボランティアしなきゃいけない、とかであれば誰も強く非難出来ないだろう。
ちなみにファッションでつけるのが悪いなんて思わない。本気でボランティアに興味がある、もしくは実際に取り組んでいる人はマジ尊敬だ。
ところで先日キッチュとしてのホワイトバンド運動について言及したが、キッチュは「糞(即ち世の汚いもの)から目を逸らすこと」であった。
以上のことを踏まえてここで一つ提唱したいのだ。むやみに非難されるホワイトバンドを思い切って廃止して、代わりにウンチバンドを売り出したらどうだろう。飢餓や貧困をイメージさせる匂い、臭いつき。もはやつけてあるくこと自体が戦いだ。1万円、5千円、3千円の3種類あり、1万円のものが最も臭く、安いほど臭さ控えめ。5千円のものはウンチバンドMILD、3千円のものはウンチバンドSUPERLIGHTとでも名付ける。そして「本製品のMILD、SUPERLIGHTの名称と表示は、本製品がより安く、より臭くないことを意味し、本製品を着用する人の貧困と戦う意思がより低いことを必ずしも意味しません。」みたいに但し書きを添えたらいかがなものか。
これでファッションでつける人はいなくなるだろう。1つ売れれば相当な金額を募金できる。完璧にゃん☆
そもそも売れないだろうとか、そもそも何でボランティアに本気な人が苦しまねばならないか、は永遠の謎として放置する。