昨日の結婚式の話。俺のPOMP同期の女の子と、POMPの代では5つ上の先輩が結婚した。新郎新婦の両方を知っていて、付き合い始めから結婚に至るまでを割と身近で見てきたので、感慨深かった。
新婦はPOMPでは同期だけど音感時代の1つ後輩で、妙に歌が上手いC年がいるなって思った記憶がある。よく覚えてないけど、音感のイベントでSHOW BOATかどこかでライブして、俺は当時メタルしかやってなくて、セイキマツだかメタリカだかをやって、一方新婦は林檎大好きって感じで、そのときも林檎やってて、しかもMC下手なんですって連発してて、実際下手だった気がする。
POMPと音感の春合宿が同じ宿で、日程もちょうど連続していたので、新婦と俺で合宿ハシゴしたこともある。思い出してみると色々ある。パソコンにROYAL MILK TEAをぶっかけられたり。
新郎の方(かた)は大先輩で、単に代が上というだけでなく、POMP史上最も素晴らしいギタリストと評判の人。ドラムを始めたばかりのC年の俺は、一緒に演奏できる日が来るなんて想像できなかった。
D年の頃、新郎新婦がカポーになったおかげで、一緒に演奏する光栄に浴した。カポーバンド万歳。
一緒に演奏したはいいものの実力差がありすぎた。新郎は「一見優しそう」な人なので、怒られたりはしないのだが、彼が困っているのは明らかで、非常に申し訳なくて、そのバンドにいた同期の、頭のおかしい、マナーの悪い、適当な事を適当に言ったり、適当な事を考え抜いた結果であるかの如く言ったりするベーシストと毎日リズム練をした。
いくら毎日リズム練したって、音楽は短期間で根本的に上手くなる事はない。新郎は「一見優しそう」な人なので、怒られたりはしないのだが、「これあげるよ。」って爽やかな笑顔で練習の録音MDを手渡されたときには、「ああ、、、そっかー、、、」って思った。

その後も何度かバンドをご一緒させて頂き、今日も一緒に結婚パーティーバンドの練習をして感じるのは、厳然たる実力差は未だに埋まってないという事。虚しさを禁じえないが、目標とする先輩がいないよりはずっと良いと自分を慰めている。
そんな2人が結婚するときいたのは、2人+俺+宮田さんというカルテットでバンドやってた頃。半年前くらいか。水道橋のスタジオのロビーで。ちょっと報告があるんですけど、、結婚します、、みたいな。
その時はやっぱり驚いた。でも、そっかー、そろそろだよね、って感じだった。でも結婚式となると公式の行事だし、親族は来るし、白いネクタイしなくちゃいけないし。実感がわいてきて、昔の事や今の自分の境遇とかを考えてしまった。
昨日。朝起きて、招待状を確認。『式:10時、受付:10時半、披露宴:11時』とある。え?何時に行けばいいんだ?披露宴にだけ行けばいいのか。文面からはそう理解するしかない。式は身内だけなのだろう。
一応早めに家を出る。本郷3丁目のホームで西垣さんに会う。西垣さんも呼ばれていた。西垣さんは式にも参加するという。俺は式には呼ばれていないようなので行きたくない。だがしかし、西垣さんに連れて行かれてしまう。ノーチェックですんなり通されてしまう。
式初体験。お洒落な式場だ。重厚というより清楚、でも高級感はある。式場関係者の衣装もさっぱりしている。聖歌隊が上手い。しかも新婦イケメン。いや、間違えた。神父イケメン。
父親に連れられて神父登場。いや、新婦登場。とても良いドレス。モダンですっきりしたドレス。でもフォルムデザインや生地や白の質感から、すごく良いものだとすぐ分かる。新婦は緊張してない。お父さんガチガチ。
新郎登場。この人は何やっても失敗したりしないから安心だ。聖歌とか説教とかあって、ついにクライマックスへ!!



新郎、両手でそっとベールを持ち上げて、、神父にKISSっ☆


っておいっ!!失敗し過ぎですから〜!!


というハプニングはあったものの、無事に結婚式終了。披露宴へ。
披露宴はまず、リラックスした雰囲気でホッとした。友人の挨拶が単なる挨拶じゃつまらないという事で新郎新婦への質問コーナーに変わったり、2人のLOVEの足跡を辿る自作の映像が流されたり、新郎新婦の演奏があったり。
食事が美味しかった。あれだけの大人数に出す料理としてはあれだけの完成度はなかなかないだろうな。
とにかくいい結婚式だったな。行って良かった。俺は当分結婚する気はないけど、いつかするならああいう式がいいなって思った。
でもな。家庭教師ってつまりフリーターだから、上司もいない。挨拶とかどうするんだ。ラモーンとかにしてもらうか。新郎の紹介では「新郎は大学を6年かけてギリギリ卒業した挙げ句、フリーターとして目下活躍中」みたいな感じか?笑える。いや、笑えない。つーか萎える。
まあ、いいや。一生結婚しねー。